予防接種について

細菌やウイルスに感染すると、その病原体に対する抵抗力(免疫)が体内にできることによって治癒します。この原理を応用したのがワクチンによる予防接種です。
ワクチンを接種すると、実際には病気にかからなくてもその病気への免疫ができ、病原体が体内に侵入しても発症を予防したり、症状を軽度ですませたりすることができます。また、感染症のまん延を予防することもできます。

ワクチンは生ワクチンと不活化ワクチンの2つのタイプがあります。

生ワクチン

生ワクチンは病原性を極度に弱めた(弱毒化した)ウイルスや細菌等をワクチンとしたものです。以下のものが該当します。

  • ロタウイルス
  • 麻しん・風しん
  • 水痘
  • おたふく
  • BCG

不活化ワクチン

不活化ワクチンはウイルスや細菌等を様々な処理の工程を行い、無毒化したものです。以下のものなどが該当します。

  • 4種混合
  • インフルエンザ菌B型
  • 肺炎球菌
  • B型肝炎
  • 日本脳炎
  • 2種混合
  • 季節型インフルエンザ

価格表

4種混合 12,260
3種混合 6,090
2種混合 5,220
不活化ポリオ※要注文 11,030
日本脳炎(幼児) 8,290
日本脳炎(小学生以上:2期) 7,470
麻しん風しん混合(MR) 11,350
BCG 8,160
水痘 9,900
B型肝炎 6,890
ヒブ 9,580
小児用肺炎球菌 13,310
子宮頸がん※要注文 18,380
ロタウイルス(ロタリックス)
16,500
ロタウイルス(ロタテック)※要注文 8,150
おたふく 9,000
A型肝炎※要注文 9,400

※不活化ポリオ、子宮頸がん、ロタウイルス(ロタテック)、A型肝炎は、1週間前までにお電話ください。

接種のポイント

1. 接種年齢(月齢)になったらすぐに受ける

ワクチンはそれぞれが接種できる月齢や年齢が決まっています。
接種スケジュールはお手持ちの母子手帳か日本小児科学会のホームページをご覧ください。
重要な点は「接種可能な時期が来たら、すぐ接種する」ことです。
接種可能の期間は幅があるので、この期間ギリギリにでも接種すればいいと考えることはお勧めできません。
かかってからでは遅い、かかる前に接種することが重要!なのです。
予定日より早く生まれたお子さんでも生まれた日からの年齢で接種します。

2. 任意のワクチンも接種しましょう。

現在、任意ワクチンとしてロタウイルスとおたふくがあります。
受けても受けなくてもいいから任意になっているという人もいますが実際はそうではありません。
ロタウイルスは乳幼児の胃腸炎の代表的なウイルスで感染すると嘔吐や下痢による脱水症に至り点滴加療を要することもあります。
また、まれですがけいれんを発症することもあります。
おたふくは両側の耳下腺が腫れるだけではなく、無菌性髄膜炎や膵炎、難聴などを合併することがあります。
矢巾町や紫波町はおたふくワクチンに4000円の補助があります。
任意ワクチンを接種することは将来の後遺症を防ぐ意味でも重要であるといえます。

3. 同時接種をすることによって効率よく進めて行きましょう。

同時接種とは複数のワクチンを同時に接種することです。
それぞれのワクチンは一度接種すると次に受けられるまでにある一定の期間をあけることになっています。
生ワクチンのあとに別のワクチンを接種する場合は4週間、不活化ワクチンの場合は1週間あけることになっています。
ワクチンを毎回1つずつ接種することは終了までに膨大の時間がかかってしまいます。
すると、接種する前に感染してしまう可能性も高まってきます。
その問題を解決するために、複数のワクチンを同時に接種することで必要なワクチンを短期間に接種を完了することができるようになります。
同時接種しても、それぞれのワクチンの有害事象、副反応の確率が上がることはないとされています。
よって、当院では同時接種により早い段階でワクチン接種を完了することを推奨しています。

4. わからないときは相談してください。

「かぜをひいたけどいつワクチン接種できるの?」
「熱性けいれんをしたけどどれくらい間隔をあけたらいいの?」
「食物アレルギーがあるけど予防接種はどうなの?」
など予防接種を受けるにあたって色々と疑問があるかと思います。
そのようなときは、当院の医師や看護師にご相談ください。