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2023年07月28日夏なのに冬の風邪?! 『RSウイルス感染症』について

前回の夏風邪紹介から期間が空いてしまい、申し訳ありませんでした🙇💦
その間、当院を受診されるお子様方はヘルパンギーナだけでなく、『RSウイルス感染症』と診断され、治療・通院される方々が多数いらっしゃいました🤧

・・・ん?!😥 
どうしてこんなに暑い夏なのに、冬の風邪『RSウイルス』が流行しているの?!と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
私もそう思います😵💦
そこで、今回は『RSウイルス感染症』の疾患について、確認していきたいと思います💡



RSウイルス感染症



主な症状
 ・鼻水が2~3日続いた後、急にゼイゼイ・ヒューヒューして、呼吸が苦しそうに
  なったり、哺乳ができなくなったりすることがあります。
 ・症状は5~7日でピークを越えますが、咳がおさまるまでには2~3週間かかります。
 
注意‼:特に生後6カ月未満の赤ちゃんや、早産時、生まれつき心臓や肺に病気がある
  お子様などは重症になりやすい傾向があります。




💊治療
 ・RSウイルスに効く薬はありません。
 ・外来で治療できることが多いですが、
哺乳できない場合や、酸素の取り込みが悪い
 場合は入院が必要
になります🏥
 ・病状の変化を見極めることが大事なので、医師の指示を確認しながら受診をお願い
 します。




🏠家庭で気を付けること
 呼吸:呼吸が苦しそうなときは、背中を優しくトントンたたいたり、体を起こすように
    抱っこする、などしてあげてください🌷
 鼻水:鼻がつまって苦しそうにしている時は、鼻水を吸い取ってみましょう🤧
    ※自宅で十分に鼻水を吸うことが出来ない場合は、当院でも鼻吸い処置が可能
     なので、ご相談ください🍀
 加湿:部屋が乾燥しないように加湿をしましょう🏡
 水分:母乳やミルクを飲みにくそうにしている時は、1回の量を少なくして、何回かに
    分けて飲ませてみましょう🍼
 入浴:ぐったりしていなければ、入浴してもかまいません🛁




🏫登園・登校の目安
 😊熱が下がって元気がある
 😊ゼイゼイ・ヒューヒューした呼吸がない
 😊食事や水分が取れている
   以上を満たしていれば、登園・登校可能です




😷こんな時はもう一度受診を検討ください💦
 ●胸やお腹をペコペコさせて息をしている時
 ●顔色が悪い時😰
 ●母乳やミルクの飲みが悪い時🍼💦

 ※はじめは風邪かな…?と思っていても、数日で急に状態が悪くなることがあるので、夜間に救急受診できる医療機関も確認しておきましょう。

 

🌻何かお困りごとがある時は、お気軽にご相談ください🌻