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住所:〒028-3603 岩手県紫波郡矢巾町西徳田5地割2-4
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※当院の節分の院内装飾です![]()
2月3日に行っている節分
ですがどのような行事か
みなさんご存じでしょうか![]()
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節分には、「鬼は外、福は内
」と豆(いった大豆)をまいて、
邪気を祓った後に、年齢の数だけ豆を食べて、1年間の幸せを
祈る
と言われています
これは、米と同じエネルギー源で霊力を持つとされる豆を
まくことで病や災い
を祓い、さらにその豆を食べることで
力![]()
をいただけると考えられたからです
今回は節分の豆のまき方について
ご紹介させて頂きます![]()
①福豆を用意する(豆まき用にいった大豆を福豆と言います)
②窓をすべて開ける
鬼
が家から外に出てもらうために窓や戸
を開けてください
③奥の部屋から窓に向かって豆をまく
窓に向かって「鬼は外」と言いながら豆をまき、
豆をまいた部屋の窓は締め、次に「福は内」と言いながら
部屋の中に豆をまきます
これを1番奥の部屋から順に行い、最後に玄関で
豆をまきましょう
④豆まきが終わったら福豆を食べて終わり
自分の数え年より一つ多く食べるのは、「新年の厄払い」の
意味があります
他にも地域によって投げる豆の種類も違いがあるようです![]()
関東や関西では煎り大豆を主としており、
北海道や東北・信越地方や、落花生の産地の南九州の
一部などでは「落花生」をまきます。
理由としては雪
の上でも見つけやすく
、まいた後に拾い集めて
皮をむいて食べられるからだそうです![]()
ところで、矢巾町ではどんな豆を使用していたのでしょうか![]()
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当院で矢巾町文化スポーツ課に問い合わせをしたところ
矢巾町でも昔は大豆を使用していましたが、今では
落花生が主流になったと教えていただきました![]()
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節分の豆は年の数だけ食べる
と言われていますが、
お子さんが食べる際にはとても注意
が必要となります![]()
日本小児科医会のHPではピーナッツなどの豆類は
4歳以上になってからと記載があります。それほど
注意が必要な食品だということになります。
豆などの誤飲でよく引き起こされる事故が窒息
です。
窒息は、空気の通り道である気道が塞がれることです。
新鮮な空気を取り込むことができなくなり、
極めて短時間のうちに致命的となります。
「食品」が原因の窒息は、決して珍しくありません![]()
食品を食べさせる際に注意すること![]()
・月齢に合わせた離乳食
の固さを知り、
子どもにあった食事を提供しましょう
・市販品の対象月齢はあくまで目安です。
子どもに与える前にもう一度安全かどうか考えてから与えましょう
・丸飲みしてしまいそうな固いものは、窒息につながる可能性が
ありますので与えないようにしましょう
食品を食べる際の行動![]()
・食べることに集中させる![]()
・水分
を摂ってのどを潤してから食べさせる
・よく噛んで食べさせる
・一口の量を多くしない![]()
・口の中に食品があるときはしゃべらせない
・あおむけに寝た
状態や、歩きながら、遊びながら、食品を食べさせない
・食事中に乳幼児がびっくり
するようなことをしない
・年長の子どもが乳幼児
に危険な食品を与えることがあるので注意する
年に1度の大切な行事ですので安全
に
気をつけて取り組んでいきたいですね![]()

~食品による窒息 子どもを守るためにできること~
さらに詳しく載っているのでぜひご覧いただければと思います

当院に「おにはそと!ふくはうち!」という節分についての
絵本もあります
ご興味のある方はぜひご覧ください![]()
参考文献:日本小児科学会 ガイドライン ~食品による窒息 子どもを守るためにできること~
農林水産省HP
ご協力:矢巾町役場 文化スポーツ課


