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2023年12月28日アデノウイルス感染症とは?

冬なのにまだアデノウイルスが流行しています
今回もアデノウイルスについて一緒に確認していきましょう

主な症状
39~40℃の高熱が4~5日続く
・のどの痛み
・目が赤くなり、目やにが出る
・下痢、吐き気、腹痛

目が赤くなり、目やにが出ることを結膜炎と呼んでいます。
結膜炎のみであれば「流行性角結膜炎(はやり目)」と呼ばれ、
 結膜炎に加えて咽頭・扁桃炎がある場合は「咽頭結膜炎(プール熱)」と呼ばれます。

結膜炎がある場合、出席停止になることがあるので眼科の先生にも診てもらってください


治療
アデノウイルスに効く薬はありません。高熱に対して解熱剤を使うなどして対症療法が中心です
→結膜炎があるときには、腫れを抑える薬や、細菌感染症予防の目薬を処方することがあります


 

家庭で気をつけること

高熱
何日も高熱が続くので不安になるでしょうが、解熱剤を使いすぎないようにしましょう

水分
水分を十分にとらせてください。のどを痛がる時は、熱いもの、オレンジジュースなどのすっぱいものはしみるので、避けてください。
冷ましたお味噌汁・スープ、リンゴジュース、ゼリー飲料などがおすすめです。コツは、少量を回数多く飲ませることです。

食事
のどを痛がる時は、食欲がないのは仕方ありません。熱いもの・すっぱいものは、水分と同様に避け、また塩辛いものや硬いものも避け、
冷たくてのどごしが良いものを与えてください。
冷ましたおじや、豆腐、やわらかくしたうどん、うらごしたバナナ、ゼリーなどがおすすめです。

入浴
高熱がある時や、元気がない時は控えてください

感染予防
こまめに手洗いをして、タオルの共用は避けてください。


何かお困りごとがある時はお気軽にご相談ください


*参考文献:日本外来小児科学会編著 ママ&パパにつたえたい子どもの病気ホームケアガイド

初稿2023.5.31 改訂2023.12.4 

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