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2024年10月28日季節の変わり目注意!ぜん息について

10月に入り、朝晩涼しくなる日が多くなりました🍂
このように季節の変わり目は気温や気圧の変動が大きくなるため、ぜん息症状が現れやすくなります😟
今回はぜん息についてお伝えしたいと思います🍄


ぜん息とは?
・呼吸をする時の空気の通り道(気道)が狭くなり呼吸が苦しくなる状態(ぜん息発作)を繰り返す病気です。

《症状》
・咳や空気の通り道が狭くなることにより喘鳴(息をはいた時にヒューヒュー、ゼーゼー音がする)👉背中に耳をあてて聞くとよく聞こえます
⚠️夜間や早朝に出るのが特徴

ただし、小さいお子さんはまだ気道が細いため、風邪をひいただけでもヒューヒュー、ゼーゼー聞こえることがあります。一度ヒューヒュー、ゼーゼーしただけではぜん息と判断しません。今までの経過や家族歴など総合的に判断します。


《ぜん息を起こすきっかけになるもの》
アレルゲン(ダニ、ほこり、ペットの毛など)
 部屋や布団の掃除はこまめに🧹
 ペットとの接触を避けるなど🐶
たばこ、花火の煙
 家族でたばこを吸っている人がいる場合は禁煙または分煙を🚬
 花火をする時は煙を吸い込まないに工夫する🎆
天候や季節
 普段のぜん息のコントロールを良くしておくこと
風邪などのウイルス
 手洗、うがい、マスク、ワクチン接種などで感染予防する

ぜん息ではちょっとした刺激に対して気道が敏感に反応してしまうため、発作を起こす原因を知って適切な対策をすることが大切です☘️

《治療》
💊ぜん息の治療に使われる薬には2種類あります💊
発作治療薬(気道を広げて発作を止める薬)
1.気管支を広げる薬
・プロカテロール(メプチンなど)
・ツロブテロール(ホクナリンテープなど)

2.気管支の炎症をおさえる薬
・プレドニゾロン、デキサメサゾンなど
 
長期管理薬(慢性的に続く炎症をおさえて発作を予防する薬)
・モンテルカスト(キプレス)
・プランルカスト(オノン)
・吸入ステロイド(オルベスコ、パルミコートなど)

🌟ぜん息は発作のときだけ治療すればよいのではなく、発作を起こさないように毎日続けることが大切です😌

こんな症状のある時は呼吸が苦しい(強いぜん息発作)のサインです。すぐに病院を受診しましょう🏥
・明らかにヒューヒュー、ゼーゼーしている
・息を吸うときに胸の真ん中やろっ骨の間などがはっきりとへこむ
・話すのが苦しい
・眠れない、横になれない
・顔色が悪い


🌻何かお困りごとあるときはお気軽にご相談ください🌻




参考文献
独立行政法人環境再生保全機構 子どものぜん息ハンドブック
日本外来小児科学会編著 ママ&パパにつたえたい子どもの病気ホームケアガイド