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早いものでもう11月ですね
寒い日も多くなり、最近では咳をしている子も増えてきました
ニュースではよく「マイコプラズマ肺炎」という言葉を聞きませんか?
今回は最近流行している「マイコプラズマ肺炎」についてお話したいと思います!
マイコプラズマ肺炎とは
「マイコプラズマ」という細菌に感染することによって引き起こされる呼吸器感染症です。
マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります
【主な症状】
・発熱
・全身の倦怠感(だるさ)
・頭痛
・咳
発熱、倦怠感、頭痛の症状から始まることが多く、その後3~5日で乾いた咳が出現します。
咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続きます。(3~4週間続くことも)
「長引く頑固な咳」があるときは医療機関を受診しましょう。
【感染経路・潜伏期間】
感染した人の咳の飛沫を吸い込んだり、感染した人と接触したりすると感染します。
感染してから発症するまでの潜伏期間は2~3週間と長いです。
【治療方法】
第一選択としてマクロライド系の抗菌薬を内服します
抗菌薬を内服すると、多くの人は約2~3日で解熱します。
それでも解熱しない人は、抗菌薬を変える必要があるのでかかりつけの病院にご相談ください。
※抗菌薬は指示された日数きちんと飲み切りましょう!!自己判断で内服をやめてしまうと、薬剤耐性菌が出現し、薬が効きにくくなってしまいます。
【予防法】
・流水と石鹸による手洗いうがいをしっかりする
・アルコール手指消毒を徹底する
・マスクを着用する
・定期的な換気
【登校、登園の目安】
学校保健安全法では、明確な出席停止期間は定められていません。
症状が軽快したら登園・登校可能です。
マイコプラズマ肺炎は子どもだけでなく大人にも感染します。
基本的な手洗いうがい、マスクをして過ごしましょう
何か心配なことがありましたらお気軽にご相談ください
〈参考文献〉
国立感染症研究所 マイコプラズマ肺炎とは
厚生労働省 マイコプラズマ肺炎
